平成26年度日本薬学会賞が本学大学院薬学研究科寺崎哲也教授（薬物送達学分野）に授与されました。日本薬学会は公益社団法人として、現在2万人を超える会員が所属し、我が国で最も古い学会の一つとして1880年に設立されました。日本薬学会賞の歴史は大正10年にまで遡ることができ、本学では井原正隆名誉教授（現）以来9年振り9人目の受賞となりました。
受賞対象研究は「血液脳関門研究の新規手法の開発と輸送機能解明への応用」で、3月27～30日熊本市で開催された日本薬学会第134年会の際に受賞式が行われました。寺崎教授は、これまでBrain Efflux Index法、条件的不死化血液脳関門細胞株、in silico設計法に基づく多種タンパク質同時高感度定量法など独自の研究手法を開発し、これらを用いて血液脳関門の輸送機能を明らかにすると共に薬物の脳内分布を薬物輸送タンパク質の濃度とその活性に基づく数学モデルを用いて明らかにしました。これらの成果が「薬学の基礎および応用に関し、日本薬学会を代表するに足る研究業績をあげ、世界の学術進歩に著しく貢献した研究者」として評価され授与されました。
日本薬学会
http://www.pharm.or.jp/prize/award14.shtml
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東北大学大学院薬学研究科 薬物送達学分野（秘書）
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寺崎哲也教授の研究室ホームページ
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